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保育士におすすめの退職代行とは?選び方とメリット・デメリット

保育士が「もう限界かもしれない」と感じたときに退職代行を利用することは、決して甘えではなく自分を守るための正当な手段です。
とはいえ、退職代行を使おうと思っても下記のような悩みや不安を感じる人も多くおります。
- 園長が怖くて退職を言い出せない
- 人手不足で辞めたら迷惑をかけそう
- 年度途中でも本当に辞めていいのか
そこで、この記事では、保育士が退職代行を利用するメリットとデメリット、利用して辞めるまでの具体的な流れについて詳しく解説します。
さらに、退職代行サービスの選び方と注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
もしも今すぐ退職代行を利用して保育士を辞めたいと考えているのであれば、イマスグヤメタイは保育士の退職代行の実績もあり、業界内でも格安で退職代行を依頼することが可能です。
無料相談から受け付けておりますので、もしも退職代行を使うのが不安、自分が辞められるかどうか気になる場合は下記よりまずは無料でご相談してください。
目次
退職代行を利用する保育士が増えている理由
退職代行を利用する保育士が増えている理由は、辞めづらい職場環境と過酷な労働状況が重なっているからです。
現場では人手不足や長時間労働に加え、子どもや保護者への責任感から退職を言い出せない人も少なくありません。
上司との関係悪化やハラスメントへの不安が重なると、一人で解決するのが難しくなり、第三者の力を借りざるを得ない状況になります。
こうした背景から、退職代行を利用してでも安全に職場を離れたいと考える保育士が増えているのです。
ここでは、退職代行を利用する保育士が増えている理由についてさらに詳しく解説します。
保育士が退職を言い出しにくい職場環境
保育士が退職を言い出しにくい職場環境は、複数の要因が重なって生まれる構造です。
特に上司との上下関係や同僚への遠慮、子どもと保護者への責任感は、退職を伝える際の大きな障壁になります。
保育士が退職したいが、退職しにくい主な要因は、次のとおりです。
- 上司からの引き止め:「年度末までいてほしい」「子どもがかわいそう」など感情的な説得があり、罪悪感で意思を伝えづらくなる
- 同僚への遠慮:深刻な人手不足で、誰かが辞めると負担が増えるため、迷惑をかけたくない気持ちが強く言い出せない
- 子ども・保護者への責任感:「自分が辞めると子どもに影響が出る」と考え、信頼を裏切る不安から行動をためらってしまう
これらが重なることで、保育士は退職の意思を伝えるだけでも大きな心理的負担を抱える環境に置かれています。
人手不足・責任感・人間関係のストレス
人手不足・責任感・人間関係のストレスは、保育士が辞めたくても踏み出せない大きな要因です。
慢性的な人手不足で業務量が増え、「自分が辞めると迷惑がかかる」と責任を抱え込みやすくなります。
また、上司に辞意を伝えることで人間関係が悪化する不安や、周囲への罪悪感から辞めたい気持ちを抑える人も少なくありません。
限界を迎えると自力での退職を諦め、トラブルを避けるために退職代行を選ぶケースが増えています。
こうした状況では、退職代行を利用するのがおすすめです。
精神的な限界や労働環境の悪化から退職代行を選ぶ人が増えている
精神的な限界や労働環境の悪化から退職代行を選ぶ人が増えているのは、過酷な職場環境で心身が追い込まれるためです。
改善が見込めない職場では、自力で退職を切り出すことが難しく、心身を守るための最終手段として退職代行が選ばれています。
多くの保育士が長時間労働や不調を経験しており、精神面の負担は深刻です。
特に次のような状況は、限界を迎えやすい要因になります。
- パワハラ:園長や先輩職員からの暴言やいじめで精神的な負担が蓄積する
- 長時間労働:10時間を超える勤務や休憩が取れない状態が続き、疲労が慢性化する
- 過剰な業務負担:人手不足により業務が集中し、休日出勤や持ち帰り業務が常態化する
こうした環境では、保育士が安全に離職するために退職代行を選びやすい傾向があります。精神的な負担が強い場合、早めに退職代行に相談するのがおすすめです。
保育士が退職代行を利用して退職可能か解説
保育士でも退職代行を利用して退職することは可能なのか、不安を抱える保育士も少なくありません。
結論として、保育士でも退職代行を利用して辞めることは問題なくできます。
なぜなら、法律上の根拠が明確にあり、適切な手続きに沿えば退職が成立するからです。
ここでは、保育士が退職代行を利用して退職することができる理由について詳しく解説します。
保育士も法律上は「自由に退職できる」権利がある
保育士も法律上は「自由に退職できる」権利があることは、労働基準法や民法により明確に認められています。
(参考:民法:第六百二十七条)
すべての労働者には退職の自由が保障され、保育士も雇用形態を問わず退職の意思を示せば辞めることが可能です。
民法627条1項では、期間の定めがない雇用契約は退職の申出から2週間で終了すると規定されています。
就業規則に「◯ヶ月前申告」と書かれていても、法的には2週間で退職でき、園側が一方的に拒否することはできません。
このように、保育士にも退職の自由があり、退職代行の利用も法律に基づく正当な権利の行使です。
退職代行を使えば上司や園長に直接伝えずに辞められる
退職代行を使えば上司や園長に直接伝えずに辞められるのは、退職意思の伝達をすべて任せられるからです。
上司へ「辞めます」と伝える場面は強い心理的負担になり、引き止めや叱責を受ける不安も大きくなります。
退職代行に依頼すれば、こうした対面や電話の対応を避けられ、精神的負担を大きく減らせます。
主な代行内容は、次のとおりです。
- 退職意思の伝達:依頼者に代わり勤務先へ正式に退職の意思を伝える
- 手続き対応:退職届の提出依頼や物品返却の連絡など必要な手続きを進める
- 連絡窓口の代行:保育園からの連絡をすべて代行し、本人が応対しなくても退職が進む
退職代行を利用すれば、保育士でも直接対面する負担や引き止めのストレスを避けながら、落ち着いて退職手続きを進められます。
正社員・契約社員・パートでも利用可能
退職代行サービスは、雇用形態を問わず利用できます。
正社員はもちろん、契約社員やパート、アルバイト、派遣職員でも問題なく依頼可能です。
労働者の退職の自由は雇用形態に関係なく保障されており、非正規の保育士でも安心して利用できます。
実際に派遣社員として働く保育士が退職代行を利用し、スムーズに退職できた例もあります。
正社員でないと退職代行を使えないということは一切なく、誰でも必要であれば退職代行の力を借りられるのです。
退職代行業者も依頼者の雇用形態によって利用を断ることはなく、正規・非正規を問わず対応しています。
保育士であることや年度途中かどうかに関係なく、必要であれば気兼ねなく利用して問題ありません。
雇用形態に関わらず使えるため、保育士にとって使いやすいおすすめのサービス形態といえます。
保育園側は退職を拒否できない仕組み
保育園側は退職を拒否できない仕組みになっているのは、法律で退職の自由が明確に保障されているためです。
園から「認めない」と言われても、労働者は退職届の提出から2週間で退職できます。
年度途中でも同じ仕組みが適用され、退職を一方的に制限されることはありません。
園が拒否できない理由と法律の根拠は、次のとおりです。
- 就業規則より法律が優先:社内規則で長い予告期間があっても、法律上は2週間の申出で退職できる
- 民法627条1項の規定:期間の定めがない雇用契約は、退職の申出から2週間で雇用関係が終了する
- 退職の自由の保障:労働者には退職の自由があり、会社(園)が退職を制限する権利はない
このように、保育士の退職は法律で確実に守られており、不当に止められる心配はありません。
トラブルを防いで円満に退職できる
保育士の無断退職とは異なり、トラブルを防いで円満に退職できるのは、退職代行が法律に沿った手続きを進めるからです。
無断退職は職場との関係悪化を招きやすく、懲戒やトラブルに発展する可能性がありますが、退職代行ならこうした問題を避けながら退職できます。
両者の違いは、次のとおりです。
- 法的リスクの有無:無断退職は懲戒処分や損害賠償の恐れがあるが、退職代行は法律に沿って手続きを進めるため安心
- 職場との関係:無断退職は関係悪化が避けられないが、退職代行は第三者が間に入り摩擦を抑えられる
- 権利面の違い:無断退職では有給を消化できないことが多いが、退職代行なら有給消化や未払い給与の請求も進められる
退職代行を利用すれば、無断退職と比べて安全にトラブルを避けながら円満退職を実現できます。
退職代行を利用したほうが良い保育士の特徴5つ
退職代行を利用したほうが良い保育士の特徴には、退職を言い出せずに心身が限界に近づいているケースが多くあります。
園長が怖くて辞意を伝えられない人や、長時間労働で疲弊していても人手不足で引き止められてしまう人は、退職を切り出すだけで強い負担を感じやすい立場です。
子どもへの責任感から辞めたい気持ちを抑えてしまうことも多く、状況が悪化すると自力での退職が難しくなります。
ここでは、検討すべき保育士の特徴を5つ紹介します。
園長や上司が怖くて退職を切り出せない
園長や上司が怖くて退職を切り出せないのは、威圧的な態度や強い圧力により退職の意向を伝えづらくなるためです。
保育の現場では人間関係の問題が起こりやすく、上司からの叱責や威圧によって心身が限界に近づく人もいます。
「シフトが同じだけで涙が出る」「職場に向かうと吐き気がする」と、感じるほど追い詰められるケースも珍しくありません。
上司に直接退職を伝えることは大きな負担ですが、退職代行を利用すれば本人に代わって退職意思を伝えてもらえます。
恐怖を感じる上司と対面する必要がなくなり、ストレスを抑えて退職手続きを進められます。このようなケースでは、退職代行を使うのがおすすめです。
長時間労働・サービス残業が常態化している
長時間労働・サービス残業が常態化している職場では、保育士が心身を消耗し続ける危険があります。
保育士の月平均残業は約4時間とされていますが、この数値には持ち帰り業務などのサービス残業が含まれず、実態とかけ離れています。
法律で定められた上限を超える労働が続けば、心疾患や脳疾患、メンタル不調のリスクが高まり、いわゆる「過労死ライン」とされる月80時間超の残業に達する恐れもあるのです。
自分の時間が確保できず疲弊している場合は、限界を迎える前に早めの退職判断が重要です。
退職代行を使えば即日退職も可能で、これ以上無理な働き方を続けずに済みます。
有給休暇を取らせてもらえない
有給休暇を取らせてもらえない状況は、園長や主任の独断で権利が侵害されているケースです。
本来、有給休暇は労働者に保障された権利であり、保育園が取得自体を拒否することは原則として違法です。
業務に支障がある場合に行使できる「時季変更権」も、取得そのものを禁止する権限ではありません。
ところが保育園では、「人手不足だから有給は禁止」と申請を認めない違法な対応が起きることがあります。
退職代行を利用すれば、残っている有給の消化についても代行業者が交渉し、退職時に損をしないよう手続きを進められます。
違法な拒否に悩まされず、権利を守りながら退職できます。
心身に不調を感じている
心身に不調を感じている場合は、無理を続けず退職を選ぶことが重要です。
疲労が蓄積すれば、精神的・身体的な不調が深刻化する恐れがあります。
うつ病の発症や体調悪化により働けなくなるケースもあり、早めに環境を変える判断が必要です。
退職は甘えではなく、自分の健康を守るための選択です。
退職代行を利用すれば、在職中でも自分で職場とやり取りする負担を避け、安全に退職できます。心身が限界に近いときは、早めに退職代行へ相談するのがおすすめです。
強引な引き止めや嫌がらせを受けている
強引な引き止めや嫌がらせを受けている状況では、第三者を介して退職手続きを進めることが重要です。
退職の意思を伝えても「辞めさせない」と圧力をかけられたり、嫌がらせを受けたりするケースは珍しくありません。
人手不足の職場では無理な引き止めが起こりやすく、説得や叱責が続けば精神的負担はさらに重くなります。
退職代行を利用すれば、退職に関する連絡はすべて第三者が対応するため、直接の引き止めや嫌がらせを受けずに済みます。
依頼後は保育園とのやり取りを自分で行う必要もなく、上司からの執拗な連絡に悩まされる心配もありません。権利が侵害されている場合、専門の退職代行に任せるのがおすすめです。
保育士が退職代行を利用するメリットとデメリット
保育士が退職代行を利用するメリットとデメリットは、以下のとおりです。
保育士が退職代行を利用するメリット
- 上司や同僚に会わずに辞められる
- 即日退職も可能でストレスが減る
- 有給や未払い残業代の交渉も任せられる
保育士が退職代行を利用するデメリット
- 退職するのに費用がかかる
- 悪質な業者を選ぶとトラブルの恐れがある
それでは、保育士が退職代行を利用するメリットとデメリットについて、詳しく解説します。
メリット1.上司や同僚に会わずに辞められる
自分で退職を切り出すことは、多くの人にとって非常に大きなストレスです。
保育士は、パワハラなど上司との人間関係に悩み、退職したくても言い出せずに精神的に追い込まれるケースも少なくありません。
退職代行サービスを利用すれば、こうした保育園や幼稚園との直接のやり取りをすべて任せられるため、上司に直接会って退職の意思を伝える必要がなく、精神的な負担が格段に軽減されます。
また、保育園や幼稚園への連絡や退職届の提出といった面倒な手続きも代行してもらえるため、職場で気まずい思いをせずに済みます。
実際に上司と顔を合わせたくない、引き止められるのが嫌だといった理由で退職代行を利用する人も多く、心理的な負担の軽減につながっているのです。
メリット2.即日退職も可能でストレスが減る
通常、退職の意思を伝えてから実際に辞めるまでには一定の期間が必要ですが、退職代行サービスを利用すれば手続きを迅速に進められます。
場合によっては、実質的に即日退職することも可能です。
たとえば、体調不良や緊急の家庭の事情がある場合でも、24時間対応の業者なら依頼した当日に保育園や幼稚園へ連絡してくれるため、翌日から出勤せずに済み、すぐに職場を離れられる安心感があります。
退職までのプロセスを短縮できることで、引き止めに遭ったり長引く交渉に悩んだりするストレスも減少するでしょう。
精神的・肉体的に限界を感じている保育士にとって、一日でも早く退職できることは大きなメリットとなり、心身の健康を守ることにもつながります。
メリット3.有給や未払い残業代の交渉も任せられる
退職代行サービスでは、有給休暇の消化や未払い残業代の請求など、退職時の権利に関する交渉も任せることができます。
特に弁護士や労働組合が運営する退職代行なら、保育園や幼稚園とのやり取りを代行して有給消化や未払い賃金の請求を行ってくれるのです。
退職前に残っている有給休暇を全て取得し、未払いの残業代もしっかり回収できるようにしてもらえます。
自分では交渉が難しく、有給消化や残業代の請求を諦めてしまいがちな場合でも、退職代行が適切に対処してくれるため、安心して権利を主張できます。
法律の専門家が対応してくれる退職代行なら、違法の心配なく交渉できて安心です。
デメリット1.費用がかかる
退職代行の利用には費用がかかり、一般的な料金相場は2〜5万円前後です。
この出費は決して小さくなく、利用者自身が負担しなければいけません。
サービスによって料金体系は異なり、深夜対応や追加オプションに別途料金がかかる場合もあります。
そのため、依頼前に基本料金やオプション費用、追加請求の有無をしっかり確認しておくようにしましょう。
本来、退職の意思を自分で伝えるだけならお金はかかりません。
それを代行してもらうには料金を支払う必要があるため、費用面は無視できないデメリットといえます。
デメリット2.悪質な業者を選ぶとトラブルの恐れがある
信頼できない業者を選ぶと、思わぬ大きなトラブルに発展する恐れがあります。
実際、一部には法律違反となる非弁行為(弁護士資格のない者による違法な交渉)を行う悪質な退職代行業者も存在します。
退職代行の非弁行為については別記事にて詳しく解説しておりますので、退職代行を利用する前にかならず確認しておくことをおすすめします。
違法業者に依頼すると、退職手続きが無効になったり保育園や幼稚園との紛争に発展したりする危険性があり、利用者が不利益を被るリスクが高まるでしょう。
こうしたトラブルを避けるためにも、信頼できる業者選びが重要です。
弁護士が直接対応するサービスや、正規の労働組合が運営する業者を選び、口コミや実績も確認してから依頼しましょう。
保育士が退職代行を利用して辞めるまでの流れ
続いて、保育士が退職代行を利用して辞めるまでの流れについて詳しく解説していきます。
結論として、保育士が退職代行を利用して辞めるまでの流れは以下のステップになります。
- 1.LINEや電話で相談・見積もりを行う
- 2.退職日や条件を打ち合わせる
- 3.料金を支払い、依頼を正式に契約
- 4.退職代行が職場へ退職の意思を伝達
- 5.書類・備品の返却を郵送で行う
- 6.退職完了後のサポート
①LINEや電話で相談・見積もりを行う
退職代行の初回相談はLINEや電話で行える場合が多く、退職理由や職場の状況、保育士であることを伝えて利用可否を確認します。
不安があれば、追加料金の有無や保育士の対応実績も遠慮せず質問しましょう。
相談時に料金見積もりが提示されるため、費用に納得できるか必ず確認します。
LINE相談は24時間対応の業者も多く、都合の良い時間に連絡できます。
複数にわたって相談できる場合が多いため、疑問をすべて解消して内容に納得したうえで正式に依頼へ進めましょう。
②退職日や条件を打ち合わせる
退職代行業者との打ち合わせでは、退職希望日や有給休暇の消化希望を伝え、現実的な日程を調整します。
法律上は退職の意思表示から2週間で退職できますが、希望日が極端に早い場合は有給休暇の活用も含めて退職日をすり合わせます。
残っている有給は退職時に取得できる正当な権利のため、無駄なく消化できるよう日程を設定してもらいましょう。
併せて、氏名・勤務先名・雇用形態などの基本情報も確認されます。
保育園や幼稚園からの直接連絡を避けたい場合や未払い残業代・退職金の有無など、退職に関する希望はこの段階で伝えると手続きがスムーズに進みます。
③料金を支払い、依頼を正式に契約
相談後に依頼を決めたら、退職代行業者と正式に契約手続きを行います。
申込書や利用規約が提示されるため、内容を確認したうえで同意します。
契約成立後は、指定の方法で料金を支払うかたちです。
支払い方法は銀行振込やクレジットカードが一般的で、民間業者は2〜5万円、弁護士対応は5〜10万円ほどが相場です。
キャッシュレス決済に対応する業者や、後払いが可能なサービスもあります。
料金の入金が確認されると依頼が完了し、退職代行の準備が始まります。
④退職代行が職場へ退職の意思を伝達
契約後は担当者が勤務先に連絡し、退職の意思と必要事項をあなたに代わって伝えます。
「○月○日付で退職したい」「残っている有給を取得したい」といった希望も、この段階で伝達されます。
民間業者は保育園や幼稚園と交渉できませんが、労働組合や弁護士運営のサービスであれば有給取得などの交渉も可能です。
保育園や幼稚園が引き止めようとする場合もありますが、担当者が間に入り対応します。
連絡後は本人が保育園や幼稚園と直接やり取りする必要はなく、保育園や幼稚園から連絡が来ても代行業者に任せて完了報告を待てます。
⑤書類・備品の返却を郵送で行う
退職の意思が保育園や幼稚園に伝わったあとは、制服や名札、鍵などの貸与物を郵送で返却します。
退職届を提出していない場合は、この段階で署名押印した退職届を保育園や幼稚園へ郵送します。
書面を提出しておくと。離職票や源泉徴収票の発行など退職処理を円滑に進めることが可能です。
郵送は簡易書留以上の方法を使い、受領記録を残すと安心です。
退職後2〜3週間ほどで保育園や幼稚園から離職票や源泉徴収票が届くため、受け取ったら手続きが完了したことを確認します。
保育園や幼稚園に私物が残っている場合は、退職代行が郵送依頼を行い自宅に送ってもらえるケースもあります。
⑥退職完了後のサポート
退職が完了した後も、退職代行業者からアフターサポートを受けられる場合があります。
提携する転職エージェントの紹介や、履歴書の書き方などキャリア支援のアドバイスを無料で受けられるサービスもあります。
退職後に必要な手続き(失業給付の申請や健康保険の切替など)を相談できるケースもあり、不安を軽減できます。
また、離職票が届かないなどのトラブルが起きた際は、業者が状況確認や催促を行うため安心です。
こうしたサポートにより、退職後のキャリアを前向きに進めやすくなります。
保育士が退職代行を利用するときの選び方と注意点
近年は退職代行の利用が増えており、安心して退職するためには業者選びが重要です。
ここでは、信頼できる退職代行の選び方と注意点を解説します。
注意点や退職代行の選び方を参考にしながら安全に退職手続きを進めましょう。
下記で退職代行の選び方について解説しておりますが、さらに詳しく解説した記事も別記事で用意しておりますので、退職代行の失敗しない選び方を知りたい場合は合わせて確認してみてください。
「弁護士」または「労働組合」が運営しているか
保育士におすすめの退職代行は、弁護士または労働組合が運営しているサービスです。
弁護士事務所や労働組合が運営するサービスは会社と法的に交渉でき、退職時のトラブルにも対応できます。
一方、一般の代行業者には交渉権限がなく、交渉すると弁護士法違反(非弁行為)となります。
3つの運営主体の違いは、次のとおりです。
| 運営主体 | 特徴 | 料金相場 |
|---|---|---|
| 弁護士 | 法的交渉が可能 (法律トラブル全対応) |
5〜10万円 |
| 労働組合 | 法的交渉が可能 (費用は比較的安め) |
2.5〜3万円 |
| 一般業者 | 法的交渉は不可 (伝達のみ対応) |
1〜5万円 |
費用体系が明確で追加料金がないか
退職代行サービスは、料金が明確で追加費用がかからない業者を選ぶことが重要です。
料金体系が不透明だと、後から思わぬ請求を受ける可能性があります。
契約前に見積書や契約内容を確認し、料金に含まれるサービス内容を明示してもらいましょう。
また、有給消化の手続きや特急対応などで追加料金が発生しないか事前にチェックすることも大切です。
退職代行の基本料金相場は約3万円で、極端に低価格な業者には注意が必要です。
相場より安く見えても、後から理由をつけて追加料金を請求され、結果的に当初の依頼額を上回るケースもあります。
そのため、追加料金なしの業者やサービスを選ぶのがおすすめです。
返金保証やサポート体制の有無
退職代行サービスには、退職できなかった場合に料金を全額返金する「返金保証」を用意している業者があります。
こうした保証があれば、退職が成立しない場合でも費用面で損をせず安心して依頼できます。
また、依頼後のフォロー体制も重要です。24時間や土日祝日の対応、退職完了までのサポート、退職後1〜2か月の相談対応があるかも確認しましょう。
離職票の受け取り手続きや転職支援など、アフターサービスが充実している業者ならさらに安心です。
返金保証と手厚いサポート体制があれば、退職に伴う不安や負担を大きく減らせます。
保育士の退職実績・口コミを確認する
実績豊富な退職代行業者を選ぶことも重要です。
特に保育士の退職代行を多く扱っている業者なら、園長や保護者とのトラブルにも落ち着いて対応でき、安心して任せられます。
保育士特有の事情(学期途中の退職など)を理解して、サポートできる点も信頼材料です。
業者の公式サイトに退職代行件数や事例が掲載されているかを確認し、十分な実績があるかチェックしましょう。
利用者の口コミや評判も参考になり、SNSや口コミサイトの評価も併せて確認すると安心です。
問い合わせ時に保育士の退職実績を尋ねることも、信頼性を判断するうえでもおすすめです。
違法業者や実績のないサービスは避ける
違法な対応や実績の乏しい退職代行サービスは、トラブルの原因になるため避ける必要があります。
次のような特徴がある業者には、警戒が必要です。
- 会社所在地や代表者名などの運営情報が公式サイトに記載されていない
- 弁護士や労働組合ではないのに、未払い給与の請求など会社との交渉をうたっている(非弁行為の可能性)
- 過去の退職代行実績や利用者の口コミが確認できない
- 極端に料金が安く、後から追加請求が発生するおそれがある
- 問い合わせ窓口が携帯番号やフリーメールアドレスのみ
これらの特徴がある業者は信頼性が低い可能性が高く、トラブル回避のためにも利用を控えるようにしましょう。
保育士が退職代行を利用して辞めるためのまとめ
ここまで紹介してきたように、退職代行は保育士が無理なく職場を離れるための正当な手段です。
業者に依頼料を支払い、本人に代わって退職の意思を伝えてもらうサービスであり、適切に使えば後ろめたさを抱く必要はありません。
上司に直接退職を伝える負担を大きく減らし、退職時のトラブルを避ける効果もあります。
無理を続けて心身をすり減らすより、自分を守るために退職代行を利用することは決して甘えではありません。
保育士におすすめできる退職代行サービスを選べば、円満に辞める一歩を踏み出せます。
もしも退職代行を利用するかどうかで迷っている、もしくは今の状況で退職代行は利用できるかどうか知りたい場合は、イマスグヤメタイに無料相談をしてみることをおすすめします。
イマスグヤメタイは業界内でも料金が安く、労働組合運営なので問題なく退職代行で退職することが可能です。
保育士の退職代行も受け付けておりますので、まずは下記より無料でご相談してください。







